ドバイで子育て

3歳、0歳の息子たちと育つ家族の記録

母乳育児について(1)授乳って素晴らしい

今日、公衆衛生のプロフェッショナルの方とお話しする機会があり、母乳育児について思うところがあったので記録します。

 
 

母乳育児の話題はタブーか?

日本にいる頃、母乳育児の話題はタブーが多いように感じました。母乳か、ミルクか。公共の場での授乳可否について。分泌過多で悩む人もいるのにそれを自慢だととる人もいるでしょうし、出なくて悩む人(私のこと!)もいます。
育児のやり方は本当に赤ちゃんそれぞれ、母親それぞれのやり方があっていいと思います。けれども、もし、私と同じように母乳育児に悩む人がいて、どうやって向き合ってきたか知りたい人に一つの体験談として届くといいなと思って書きます。
 
 

母乳育児は素晴らしい

出産した時、ライトに照らされて産声をあげた息子。涙ぐみながら夫と見つめあったことを思い出します。その後、出血多量で数時間安静にしていたため、カンガルーケアはできませんでした。母子同室の病院だったので、安静解除になった後、助産師さんが部屋に赤ちゃんを連れてきてくれました。そして初めての授乳。誰にも教わったことがないのに一生懸命吸いつこうとする息子を見て、涙がこぼれ落ちました。私にとっても息子にとっても、初めての授乳。飲み終えた後の満足そうな顔、口を動かしながら寝入る様子をみると、心から幸せを感じて涙が出ました。授乳のたびに感動で涙が出てしまう現象は1ヶ月ほど続きました。出産から7ヶ月経ちましたが、嬉しそうにおっぱいに吸い付く姿は可愛らしく、授乳は私の幸せな時間です。
 
 

母乳育児のメリット

  • 母乳は補完食よりも質の高い栄養源である
  • 赤ちゃんを守ってくれる防御因子(免疫)を作る
  • 母乳は赤ちゃんが病気の時の重要な栄養源になる(赤ちゃんの感染源を攻撃する免疫物質を与えることができる。食欲がなくても食事より質の高い栄養素を補給できる。夜間でも寝ながらでも水分、栄養、及び免疫物質を補給できる)
  • 赤ちゃんと母親の双方にとって長期的または短期的なメリットがある(赤ちゃんは急性または慢性の疾患にかかりにくくなる、肥満を防止する、知能が高くなる研究結果がある、母親にとっては、がんのリスクが低くなる等)
 
上記の理由から、WHOでは2歳以上まで母乳を(頻繁に、子どもの要求に応じて)与えることが推奨されています。
 
UAEでも2歳までの母乳育児が義務化されていましたね。
 
次回は、母乳育児で大変だったことについて書きたいと思います。
 
 
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